鳥取砂丘は日本最大の砂丘地帯で、海岸砂丘として国内で唯一の天然記念物に指定されています。広さ約16平方キロメートル、東西約2.4キロメートル、南北約16キロメートルに及び、その壮大さは訪れる人々を圧倒します。一番の見どころは高さ47mの壮大な砂の丘「馬の背」。急斜面を登りきると目の前には日本海が広がり、はるか遠くの海岸線まで見渡すことができます。
鳥取砂丘の形成は約10万年前に始まりました。この地域の独特の地形と気候が、海から運ばれてくる砂を積み重ねることで、時間をかけて現在の砂丘が形成されました。砂丘の形状は、風や海の影響により日々変化し、その移り変わりは四季折々の風景を描き出します。
春は美しい花が咲くハマヒルガオなど砂丘特有の植物が見られ、夏は暑いながらも日本海に沈むきれいな夕日を見ることができます。また、秋には砂丘らっきょうの花が見頃を迎え、冬には砂丘一面を雪が覆い幻想的な風景が広がります。その広大な風景は異世界のようで、風により形状が変化する砂丘は、訪れる度に新しい発見があります。
ただし、夏の鳥取砂丘はとても暑く、熱中症の危険があります。砂丘内は日陰がありませんので、帽子・日傘などの日除けや飲み物を準備するなど、十分な熱中症対策をしてご来場ください。また、日差しが強い時は砂も大変熱くなります。裸足やサンダルで歩くと火傷の危険性があるので、靴下と靴を履いて歩きましょう。
鳥取砂丘では、トレッキングやパラグライダーなどの様々なアクティビティを楽しむことができ、大自然を満喫することができます。砂丘の側には「砂の美術館」があり、世界各国をテーマとした砂を使った素晴らしい砂像が展示されています。
また、海を背にした日の出や日の入りの景色は感動的です。夜になると、満天の星空が広がり、その素晴らしい風景は一見の価値があります。特に冬の夜空は、星がより鮮やかに見え、その美しさは訪れる人々を感動させます。
鳥取砂丘の自然のダイナミックさと美しさをぜひ体験してみてください。
アクセス
〒689-0105 鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971
JR鳥取駅からバスで約20分