中国四国地方の紅葉スポットをご紹介するシリーズ、
第三弾は岡山県!!
「晴れの国おかやま」として知られる岡山県は、瀬戸内海に面した温暖な気候と、吉備高原、中国山地が織りなす豊かな自然に恵まれています。秋になると、県内各地で趣の異なる美しい紅葉を楽しむことができます。歴史ある庭園から雄大な高原、そして天空の城まで、多彩なロケーションで訪れる人々を魅了する岡山県の紅葉名所の中から、特におすすめの3つのスポットをご紹介します。
– 目次 –
1. 岡山後楽園(岡山市)
2. 蒜山高原(真庭市)
3. 備中松山城(高梁市)
4. 紅葉狩りを楽しむためのコツ
5. まとめ
1. 岡山後楽園(岡山市)

見頃:11月下旬~12月上旬
日本三名園の一つに数えられる岡山後楽園は、約300年前から変わらない姿を保つ回遊式庭園です。隣接する岡山城を借景とした広大な敷地には、カエデやイチョウなどが植えられ、秋には池や芝生に鮮やかな色彩を添えます。歴史と自然が織りなす、優雅な紅葉の風景を心ゆくまでお楽しみください。
おすすめポイント
– 沢の池周辺に広がる、紅葉した木々が池の水面に映り込む逆さ紅葉の絶景
– 秋の夜間特別開園「幻想庭園」で、ライトアップされた幻想的な紅葉(11/14~24)
特設ページhttp://genso-teien.okayama.jp/
– 園内を流れる全長640メートルの曲水沿いの散策路で、趣ある紅葉を間近に鑑賞
約13ヘクタールの広大な敷地内には、池、築山、茶室などが巧みに配置され、どこからでも絵になる紅葉の景色が広がります。



Newbieのおすすめ!
岡山後楽園と岡山城は、月見橋で繋がっており、両方を合わせて観光するのがおすすめです!特に、岡山城の天守閣から見下ろす後楽園の紅葉は格別。早朝の開園直後は人も少なく、澄んだ空気の中で静かに紅葉を堪能できますよ。
2. 蒜山高原(真庭市)

見頃:10月下旬~11月中旬
岡山県北部に位置する蒜山高原は、牧歌的で美しい高原地帯です。10月下旬から色づき始め、11月上旬にかけて、ブナ原生林やカエデなどの広葉樹が一斉に燃えるような赤や黄色に染まり、高原全体が錦の絨毯を敷き詰めたようになります。ドライブやサイクリングをしながら、広大な自然の中でダイナミックな紅葉を楽しめます。
おすすめポイント
– 蒜山大山スカイラインからの絶景ドライブ。「鬼女台(きめんだい)展望休憩所」からは、ススキの群生や蒜山高原と大山(鳥取県)の紅葉を一望できます。
– レンタサイクルで高原を巡りながら、風を感じて紅葉を満喫
– 蒜山ジャージーランド周辺の牧草地と、紅葉の山々が織りなすコントラスト
広々とした高原の空気と、鮮やかな紅葉のコントラストは、都会の喧騒を忘れさせてくれます。



Newbieのおすすめ!
蒜山高原に来たら、ジャージー牛の乳製品は外せません!濃厚なソフトクリームやチーズを味わいながら紅葉を眺めるのは最高の贅沢。少し足を延ばして、近くの温泉で冷えた体を温めるのも良いですね。
3. 備中松山城(高梁市)

見頃:11月上旬~11月下旬
標高430mの臥牛山(がぎゅうざん)山頂に築かれた備中松山城は、現存する天守閣を持つ唯一の山城「天空の山城」として知られています。秋には、城へと続く登山道や周辺の山々がモミジやカエデで赤く染まり、歴史ある城郭と紅葉のコントラストが美しい景観を作り出します。特に、早朝の雲海に浮かぶ城と紅葉の組み合わせは、息をのむほどの絶景です。
おすすめポイント
– 天守閣から見下ろす、高梁市街と紅葉の山々のパノラマ
– 城へと続く登山道で、紅葉のトンネルを歩く
– 「雲海展望台」から、雲海に浮かぶ城と紅葉の幻想的な姿を鑑賞(気象条件による)
– 城内の石垣と紅葉が織りなす、歴史情緒あふれる風景
城全体が紅葉に包まれる姿は、まるで絵巻物から抜け出たようです。



Newbieのおすすめ!
備中松山城には、猫城主「さんじゅーろー」がいます!運が良ければ、城内で出会えるかもしれません。城下町の高梁市街では、武家屋敷や古い町並みが残っており、紅葉狩りの前後に散策するのもおすすめです。
4. 紅葉狩りを楽しむためのコツ

服装と装備の準備:
蒜山高原や備中松山城など標高の高い場所は、市街地よりも冷え込みます。防寒着や重ね着できる服装を準備し、山城では歩きやすい靴が必須です。特に備中松山城へは、動きやすい服装と足元で挑みましょう。
効率的な移動手段の検討:
岡山県内の紅葉スポットは広範囲に点在するため、レンタカーの利用がおすすめです。特に蒜山高原は、ドライブ自体が絶景体験になります。公共交通機関を利用する場合は、事前に時刻表や乗り換えをしっかり確認しましょう。
早朝の訪問で絶景を狙う:
人気スポットは早朝が狙い目です。特に備中松山城の雲海(気象条件による)や、岡山後楽園の朝霧に包まれた紅葉は、早起きしてでも見る価値があります。混雑を避けて、静かに紅葉を堪能できます。
ご当地グルメも一緒に楽しむ:
紅葉狩りと合わせて、各地の美味しいものも堪能しましょう。蒜山高原の濃厚なジャージー乳製品、岡山後楽園周辺の和菓子、高梁の城下町グルメなど、旅の楽しみが広がります。温かい食べ物で体を温めるのも良いでしょう。
事前の情報収集をしっかりと:
紅葉の見頃は気候によって変動します。訪れる前に、公式サイトなどで最新の見頃情報はもちろん、ライトアップイベントの開催期間、交通規制、特に備中松山城の雲海発生予報など、詳細な情報を確認しましょう。
カメラの準備:
絶景を写真に収めるために、カメラやスマートフォンの充電を忘れずに。特に、雲海やライトアップなど、暗い場所での撮影に備えて三脚があると便利です。
5. まとめ
岡山県は、豊かな自然と歴史的背景が融合する美しい紅葉スポットが数多く存在します。日本三名園の優雅な紅葉、雄大な高原のダイナミックな紅葉、そして天空の城が彩る歴史的な紅葉など。それぞれ異なる表情を見せる岡山の紅葉は、どの場所も一見の価値ありです。秋に中国四国地方を訪れる機会があれば、ぜひ「晴れの国おかやま」で紅葉狩りを楽しんでみてください。
*紅葉の見頃は気候により前後する場合があります。お出かけ前に最新の紅葉情報をご確認ください。