目次
1. 呉の基本情報
2. 旧軍港市 呉
3. 呉の見どころ
4. 呉のグルメ
5. まとめ
1. 呉の基本情報
場所: 広島県南部
アクセス:
– JR広島駅から在来線快速列車で約30分、普通列車で約1時間
– 広島空港からバスで約1時間30分
名物: 呉海自カレー、細うどん、呉冷麺など
主要観光スポット: てつのくじら館、入船山記念館、大和ミュージアム(呉市海事歴史資料館)
※2026年3月までリニューアル工事中

2. 旧軍港市 呉
広島市内から電車や車で約30分~1時間程度とアクセスも良く、日帰り旅行にも最適な呉の魅力についてご紹介します。
明治時代(1868年~1912年)、日本は近代国家への道を歩む中で、海軍力の増強のため、瀬戸内海の天然の良港として選ばれた呉は、1889年に鎮守府が置かれ、海軍の重要拠点として急速に発展します。かつて世界最大の戦艦「大和」を建造した造船技術の粋が集まる地であり、日本の近代化を支えた一大工業都市としての顔も持っていました。その歴史は、今も街の随所に息づいており、重厚な造船所の風景や、当時の面影を残す赤レンガの建造物などから、往時の繁栄と技術力の高さを垣間見ることができます。
終戦による海軍の解体後は、平和産業港湾都市への転換を目指し、積極的に旧軍用財産の転活用を図ることにより、新たな臨海工業地帯として復興し、また、海上自衛隊呉地方総監部が置かれるなど、重要な防衛拠点としても位置づけられました。 さらに呉は、瀬戸内海の穏やかな気候と、海と山に囲まれた美しい自然が共存する魅力的な町です。戦後の復興を経て、かつての軍港としての歴史と、市民の暮らしが息づく港町としての文化が融合しています。レトロな商店街を歩けば、地元の人々の温かい人情に触れることができ、歴史の重みを感じさせつつも、どこか懐かしく、親しみやすい雰囲気が漂うのが、呉の大きな魅力です。

3. 呉の見どころ
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)
大和ミュージアムのすぐ隣に位置する「てつのくじら館」は、海上自衛隊の活動を分かりやすく紹介する施設です。最大の見どころは、実際に使用されていた巨大な潜水艦「あきしお」が陸上に展示されていること。潜水艦の内部を見学することもでき、狭い空間で生活する乗組員の暮らしや、潜水艦の仕組みを体験的に学ぶことができます。

入船山記念館
旧呉鎮守府司令長官官舎を中心とした歴史的建造物が保存されているのが「入船山記念館」です。明治期の洋風建築と和風建築が融合した官舎は、国の重要文化財にも指定されており、当時の高官の暮らしぶりを垣間見ることができます。特に、金唐紙(きんからかみ)と呼ばれる壁紙は必見。呉の近代史を深く知る上で貴重な場所です。

呉湾艦船めぐり
呉の魅力を海から体感するなら「呉湾艦船めぐり」がおすすめです。約30分間のクルーズでは、海上自衛隊の護衛艦や潜水艦、そして巨大な造船所のドックを間近で見ることができます。タイミングが良ければ、停泊中の艦船の乗組員が手を振ってくれることも。

大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
呉を訪れたら外せないのが、日本の科学技術と歴史を学べる「大和ミュージアム」です。館内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、10分の1スケールで再現された巨大な戦艦大和。その精巧な造形からは、当時の日本の造船技術の高さがひしひしと伝わってきます。 ※2026年3月までリニューアル工事のため閉館中。リニューアルオープンは2026年4月予定
4. 呉のグルメ
呉海自カレー
海上自衛隊の基地がある町呉ならではのグルメといえば「呉海自カレー」は外せません。海上自衛隊の艦船ごとに、それぞれ独自のレシピを持つカレーを、市内の飲食店が忠実に再現して提供しています。各店舗で異なる個性豊かなカレーを味わうことができ、食べ比べを楽しむのもおすすめです。

細うどん
呉の地元で長く愛されているのが「細うどん」です。一般的なうどんよりも細い麺が特徴で、優しい出汁の効いたつゆによく絡みます。するすると喉ごしが良く、飲んだ後の〆にもぴったり。素朴ながらも心温まる味わいは、呉の人々の日常に溶け込んでいます。

肉じゃが
意外に思われるかもしれませんが、肉じゃがは海軍で生まれた料理がルーツとされています。イギリス海軍のビーフシチューを日本風にアレンジしようとしたのが始まりと言われており、呉でも海軍ゆかりの味として親しまれています。家庭的ながらも奥深い味わいは、どこか懐かしさを感じさせます。

呉冷麺
暑い季節にぴったりの「呉冷麺」も、呉を代表するB級グルメの一つです。独特の平打ち麺に、甘酸っぱくピリ辛のスープが特徴。チャーシューやきゅうり、ゆで卵などの具材が彩り豊かに盛り付けられ、食欲をそそります。一度食べたら忘れられない、やみつきになる味わいです。

呉焼き
広島といえばお好み焼きですが、呉には独自の「呉焼き」があります。一般的な広島風お好み焼きと異なり、生地を薄く伸ばして具材を乗せ、二つ折りにして提供されるのが特徴です。キャベツや豚肉、卵、そば(またはうどん)が入り、ソースとマヨネーズで仕上げられます。手軽に食べられるB級グルメとして、地元の人々に愛されています。

5. まとめ
歴史の重みと市民の暮らしが息づくレトロな街並み、そして瀬戸内海の美しい自然が融合した呉は、訪れる人々に懐かしさと親しみやすさを感じさせてくれるでしょう。歴史探訪からグルメまで、多様な魅力を満喫できる呉へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。