400年以上前の江戸時代最後の完全な城郭建築「松山城」

25年の歳月をかけて築かれた松山城は、愛媛県松山市の中心に位置し、「松山城跡」は国指定史跡とされています。江戸時代初期の1603年に初代藩主・加藤嘉明によって築かれました。その後、一度火災で焼失しましたが、1820年に再建され、その姿は現在まで続いています。

本丸御殿や櫓など、当時の建築様式を今に伝える建物が多く残っており、訪れる者に時代を超えた風景を見せてくれます。また、「現存12天守」の一つで、その中でも唯一「葵の御紋」が付された瓦を持つ貴重な城です。標高132メートルの城山に建てられ、ロープウェイまたはリフトで山頂まで上がることができます。天守閣からの眺めは、360度のパノラマで、松山市の市街地や遠くに広がる瀬戸内海、四国山地を一望することができます。四季折々の風景も楽しむことができ、特に春の桜と秋の紅葉の時期は格別です。

松山城と桜

松山城内には、当時の武具や資料を展示した博物館もあり、城の歴史や文化を深く理解することができます。また、城の周辺には広い公園が広がっており、一年を通してさまざまなイベントが開催されています。

松山城は、その歴史と美しさ、そして素晴らしい眺めが魅力の場所です。訪れた人々には、歴史的な価値を感じさせてくれます。四国を訪れた際には、ぜひ松山城を訪れてその魅力を体験してみてください。

アクセス
〒790-0008  愛媛県松山市丸之内
JR松山駅からバスで15分+ロープウェイ5分